【第207回】日野木鶏クラブ活動報告 「人間を磨く」/2026・6・6
1. 実施概要
初夏の爽やかな風が吹き抜け、万緑が陽光に輝く季節を迎えました。私たち日野木鶏クラブは、今月、通算207回という尊い節目に到達いたしました。一つの志を掲げ、17年を超える歳月を積み重ねてきたこの「継続の力」こそが、私たちの命を磨き上げる無形の砥石となり、互いの人生を照らす灯台となっていることを再確認する会となりました。
• 実施日: 2026年6月6日(土)
• 場所: 平山交流センター(平山季重ふれあい館内)
• 参加メンバー: MZ氏、SN氏、IN氏、OK氏、TK氏
今月の特集テーマ:『致知』2026年6月号「人間を磨く」
事務局からの報告
冒頭、MZ氏から致知本部主催「ファンクラブミーティング」の抽選結果が共有されました。MZ氏は今回で6回連続の落選という、ある種「厳正なる抽選」の証左とも言える結果となりましたが、事務局から届けられた円覚寺・横田南嶺老師の揮毫(複写)が披露されました。記されたその墨痕鮮やかな書は、落選の落胆を「精神的な贈り物」へと昇華させ、場を清々しい空気で満たしました。
--------------------------------------------------------------------------------
2. 近況報告
IN氏:日本橋から竜飛岬へ、899kmの「歩行禅」
IN氏は、21日間に及ぶ東北縦断徒歩の旅を完遂されました。かつて挑んだサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にも比肩するこの「歩行禅」は、まさに強靭な精神と肉体の相関関係を体現するものでした。
• 冷厳な現実への洞察: 旅路で目にしたのは、少子高齢化が進み、静かに消えゆこうとする集落の風景でした。その「死にゆく風景」と、自身の「漲る生命力」との対比から、社会の変容を鋭く洞察されました。
• 徹底した自己規律: 1日平均43kmという過酷な行程を支えたのは、プロテインによる栄養管理や古武術的な「すり足」歩行、そして毎朝のラジオ体操といった日常の規律です。「始めたいことがあれば、まず一歩を踏み出す」という即行の哲学が、年齢という概念を超越させていました。
TK氏:多忙な日々を鮮やかに彩る「能動的な生」
二胡やギターの発表会が重なった怒涛の5月を振り返るTK氏の姿は、老いを寄せ付けない「能動的な盾」そのものでした。
• 人生の体幹を保つ: 自宅へのエアコン設置や80歳を超えての免許更新といった生活の充実に加え、TK氏の思索は「皇室の弥栄(愛子内親王殿下への敬愛)」や「宗教心の根源」へと及びます。この静かなる祈りと心配りこそが、揺らぎやすい現代における「人生の体幹」となっていることが伝わりました。
OK氏:過去の試練から導き出す「真の組織論」
OK氏は、若き日の赤坂での過酷な勤務経験――早朝から深夜まで、お茶出しや下働きのようなルーチンワークに追われた日々を振り返りました。
• 忍耐と決断のプロセス: 当時は「壁」に突き当たったかのように感じたその経験も、今では「1mmの妥協も許さないプロフェッショナルの原点」として昇華されています。自らの限界を見極め、次なるステージへと舵を切ったかつての決断は、敗北ではなく、自律した人生を歩むための高潔な選択であったことが示されました。
--------------------------------------------------------------------------------
3. 推し記事の発表
誌面の言葉が個人の現実にいかに「力」を与え、具体的な行動変容を促すかを深掘りしました。
「逆境は神の音調的試練」――SN氏が掴んだ救いの言葉(11P)
森信三氏のこの言葉に、SN氏は深い救いを見出しました。現在の苛烈な環境を、自分を磨き上げるための「砥石」として受け入れる心の転換。この誌面との対話が、彼に再び職場という名の戦場へ向かう静かな勇気を与えました。
「目標から逆算する爆発力」――IN氏の行動哲学(20P/50P/53P)
「ダブルハーベスト」の概念や、93歳でトライアスロンに挑む超人的な姿に触れ、IN氏は現状維持を排した「即行」の価値を分析されました。準備が整うのを待つのではなく、まず始める。その覚悟が人生の加速度を決定することを、自らの東北縦断の成果と重ねて力説されました。
「一瞬の妥協が勝敗を決する」――OK氏のリーダーシップ観(21P)
シンクロ指導者・井村雅代氏の「1mmの妥協も許さない指導」を、OK氏はかつての赤坂時代の経験に引き寄せて語りました。プロとしての厳しさが、結果として深い「絆」を育むという真理。馴れ合いではない、真の信頼関係に基づく組織運営のインパクトを、強い共感と共に評価されました。
「魂の根源、宗教心の探求」――TK氏の静かなる思索(35P/58P)
山本玄峰師の生涯や「宗教心の深まり」に触れたTK氏は、特定の宗派を超えた人間としての敬虔さの重要性を語られました。それが揺らぎやすい現代社会において「しなやかな強さ」を生む源泉であることを、深い思索を通じて共有されました。
個別の学びが対話を通じて集団の智慧へと融合し、場は熱い共鳴に包まれました。
--------------------------------------------------------------------------------
4. 今回の気づき
会の終盤、個々の発表が響き合い、場には明日を生きるための「活力」と、魂を癒やす「慈しみ」が満ち溢れました。
対話から生まれた共通の価値観
•苦難を喜びに変える技術: 試練を「音調的試練」と定義し直し、磨かれるための機会とする。
•健康寿命を支える日常の規律: プロテイン、ラジオ体操、歩行技術。微差の積み重ねが人生の自由を守る。
•次世代への責任: 自らの生きる姿勢を通じて、後に続く者たちへ「光」を残すこと。
参加者の心境変化(要約)
•MZ氏: 身体管理の徹底こそが、何ものにも代えがたい「自由」の基盤であるという確信。
•SN氏: 仲間の肯定的な言葉により、重圧を「磨き砂」へと転換し、再び日常へ挑む勇気。
•TK氏・OK氏: 趣味や過去の試練を統合し、社会との接点を持ち続けることの喜び。
今日の熱量は、確実に来月の開催へと繋がる希望の種となりました。
--------------------------------------------------------------------------------
5. 次回のお知らせ
日野木鶏クラブは、年齢や境遇を超え、共に「人間学」を研鑽する開かれた智慧の場です。今回の対話を通じ、私たちは「人生のすべての出来事は、己を磨くための磨き砂である」という真理を共有しました。
• 次回開催: 2026年7月4日(土)14:00~ 平山交流センター
• 今後の展望: 8月には、親睦を深める「暑気払い(納涼会)」を予定しております。
以上

コメント
コメントを投稿